株で人生変えたサラリーマンブログ

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異業種M&Aや企業の多角化には注意が必要【株投資家の視点から】


日本はこれから人口が減少していく事が予想されています。

それに伴って市場が縮小していくことを企業も理解しているため、新規ビジネスを展開する方向へ進みがちです。

そういったときに本業と近い領域へ手を広げるケースもありますが、会社によっては従来とはまったく毛色の違う業界や業種に進出していくケースが見受けられるようです。

 

しかし我々投資家はこういった企業の多角化には、十分にすぎる程の注意を払う必要があると管理人は考えています。

なぜ事業の多角化には警戒が必要なのか。それについて今回は記事にしました。

 

事業の多角化には注意が必要

 

少し前にライザップの決算発表があったのですが、とてつもない業績の悪化で大きな話題になっていました。

ライザップ自体はテレビCMのお陰で有名ですが、じつは個人投資家のあいだでも投資先として注目されていたのです。

管理人はとくにライザップ株を買ってはいないのですが、ここ最近の決算があまりに酷い内容であり、さすがにこれはアカンやつだなと思って改めてチェックしてみました。

ライザップは個人投資家に人気のある会社だったので、決して他人事ではありません。

 

さて、このライザップはなぜ急速に業績が悪化したのでしょう?

 

その理由の一つには事業の急速な多角化があります。

一つの企業が色々な業種をもっていると、売上や利益が複数に分散されリスクが減り、一見すると良さそうに見えるかもしれません。

しかし、こういった複数領域に手を出している会社は、投資家からみると要注意なんです。

管理人自身も、株を保有している会社が事業を多角化する方向へ舵を切ったときには非常に警戒します。

過去の経験から、とてもとても注意が必要であると考えているからです。

 

ちなみにライザップは、「負ののれん」を積極的に計上していたりとかなり特殊な状況でした。

ライザップの決算には色々なマジックが使われてしまっており、普通ではない状態だったので一例としては極端すぎて不適切と考えました。

そのためこの記事ではライザップの決算について書くのではなく、一般的な企業に当てはまる内容にしてあります。

 

多角化した複合企業はコングロマリットと呼ばれる

 

今回のライザップのように、ある企業が積極的にM&Aを繰り返し、急速に多角化していく事があります。

こういった多角化した複合企業は、『コングロマリット』と呼ばれることもあります。

ちょっと投資をやっている人っぽい言い方ですよね。

言い方はかっこいいですが、コングロマリットに投資するのは非常に注意が必要です。

 

管理人は投資家としての経験から、こうした複合企業や急速な多角化には警戒が必要であることを学びました。

なぜ複合企業を警戒しているのかについて、これから触れていきます。

 

投資家としては複合企業に注意しよう

 

なぜ複合企業や事業の多角化に注意が必要かというと、多業種に手をだした複合企業が、上手くいくケースは非常にまれだからです。

経験的に多角化した企業の大半は、その後に業績を落としていきました。

 

しかもやっかいなのが、こういった急速な多角化は、意外にもその企業の事業が好調な時に起こるということです。

 

どうも経営者の方は自分の経営している会社の業績が好調であると、他のどんな業種でも自分が経営すれば良くなると思ってしまう傾向があるようです。

投資家の人もなまじ好調な会社であるが故につられ易く、被害が拡大することがあります。

 

買収後に業績が落ちる理由

 

買収後に業績が不調になるのには様々な理由があると思いますが、考えられる理由の一つを紹介します。

先程のように業績好調な会社が買収をすると、買収先の企業経営に親会社が過剰に口を出してしまうことが多くなります。

自分達はイケイケなので、どうしてもそうなってしまいますよね。

しかし業種や業界による違いは大きいので、同じ経営手法がすべての業種で通じる訳ではありません。

こうして買収先の企業は業界にあっていない経営をすることになり、業績を落としていくのです。

 

業績が悪い企業が多角化するケースでは

 

もちろん業績が好調なときだけで無く、本業がマズくなっているから別の業種へ手を出すこともあります。

これは本当に一か八か的な要素が多いので、かなり危険な状況です。

ただしこのケースは誰が見ても危ないのがわかりますし、株価も危機を織り込んで安値になっているでしょう。

つまりすでに危険性が株価に織り込まれており、高値つかみするリスクが低いのです。

投資家からみても警戒するでしょうし、巻き込まれる可能性がさがります。

 

他にも多角化のデメリットが

 

管理人のようにファンダメンタルで投資する人にとっては、多業種に手を出されると業績の進捗や事業の好不調を確認するのが困難となってしまうのです。

撤退や投資の継続などの判断を下すのが、とても難しくなります。

シンプルな事業を行っている会社に比べて、複合企業は投資難易度が上がるのです。

 

多角化がうまく行くのは、こんなケースが多い

 

事業の多角化がすべて駄目というわけではありません。

もちろん上手く行くこともあります。

成功するケースは買収した親会社があまり口出しをせずに、買収先の企業に運営を任せたときに多いようです。

他業種のことは、その道のプロフェッショナルに任せるということですね。

餅は餅屋ということでしょうか。

 

この場合はその道のプロに任せているので、仮に相手の業界への理解が足りなかったとしても問題ないからと思われます。

ですが残念なことに、買収した会社に経営を任せるといったケースは非常に少ないのが現実です。

お互いの力関係もあり、親会社が口出ししてしまうのでしょう。

 

シナジー効果が見込めるような関連業種のM&Aは良い感じのことが多い

 

さて、色々と話をしてきましたが、別にM&Aが悪いという訳ではありません。

今回のような例は『本業とまったく関係のないような異業種』に手を出したようなケースで多く見受けられます。

本業とシナジー効果が見込めるような関連性のあるところに手を広げるさいには、異業種M&Aと違いうまくいくケースが多いイメージです。

 

同業界のほうが通じる部分も大きく、相手の会社の事についても理解し易くなるからでは無いかと管理人は思っています。

お互いにある程度わかっているので、やりやすいんでしょう。

 

関連業種の買収でもダメなときも

 

同業界のM&Aの場合にはうまくいくケースが多いと書きました。

しかし業界が近くても企業風土が違いすぎると難しいこともあります。

 

これは実際に、管理人もサラリーマンの時に経験しました。

自分がサラリーマンとして当時働いていた会社が、企業風土の大きく異なる会社を買収して、自分はその買収先企業に入りました。

親会社のやり方を、買収先企業に浸透させるためにです。

いやーこれは、思い出したくないくらい大変でしたね。

今までと方向性の違うやり方を、簡単に受け入れてもらえるものではありません。

しかもあれだけ苦労したのに、結局その買収先企業は他に売却されていきました。

まあ上手くいってなかったですしね。

管理人の能力不足?

それもあるかもしれません。

しかしながら買収された企業がスンナリと今までつちかってきた物を捨てて、新しい方法に変えてもらえる訳が無いことは想像してもらえるのではないでしょうか。

 

まとめ

 

われわれ投資家は複合企業に投資をしたり、持ち株の会社が多角化に進みだしたときには細心の注意を払う必要があります。

複合企業が業績的にうまく行くことは非常にマレだからです。

投資先の企業や検討している会社が企業買収を行う際には、以下のような点に注意しないといけません。

  • 経営者は自分が万能であると思い込んでいないか
  • シナジー効果が出るような買収先なのか
  • 買収先企業と企業風土は合うのか
  • もしくは口出しせずに任せられるのか
  • 業績を追っていく上で障害にならないか
  • 財務状況は適正範囲内か

 

などなど多くの注意をはらっていく必要があるのです。

多角化企業に投資をして収益をあげることも可能だとは思いますが、正直わりに合わない気がします。

 

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