株で人生変えたサラリーマンブログ

株式市場の上げ下げに付き合わない株の長期投資を実践中です。趣味の車やドライブについての記事も書いています。

【2196】エスクリの理論株価と企業分析

※2019年3月期第3四半期決算をうけて記事を更新しました。

 

  理論株価 1064円 現在株価 594円  

(理論株価はDCF法を元に独自のアレンジを加えてあり一般的な理論株価よりも低く出る傾向があります)

 

理論株価と企業分析

 

【2196】エスクリの企業分析

 

今でこそエスクリという会社は見る影も無い不人気状態ですが、一時は成長株投資家のあいだで注目される企業の一つでした。

しかし2~3年前の決算で、大幅な減益を出してしまい一気に注目されなくなりました。

管理人もその時に撤退を検討しましたが、継続保有する事に決めて現在も株主のままです。

株価的にはいまだに傷は癒えていません。

 

管理人が大幅な減益にも関わらず撤退しなかったのには、いくつかの理由があります。

一つは売上が引き続き伸びていたからです。

成長企業において売上の減少は赤信号であることが多いのですが、それがまだ点灯していなかった事が一つめの理由になります。

 

もう一つは株価下落が起きた時のIRの内容からです。

この時に会社側は急速な業務拡大により人員不足が起き、さらに人員の育成も追いついていなかったのが減益の理由であると公表しました。

それに伴い拡大路線の一時休止を行い、人員の増加と既存店を強化することに軸を移すと計画が修正されました。

この発表は世間的にマイナスの評価をされたようです。

 

しかし管理人は、自分達の経営方針に問題があったと明確に認めて、直ちに計画を修正すると決めた経営陣はとても素晴らしいと思っています。

世の中の会社はうまく行った事はすべて自分達の手柄とする一方で、減益等の悪い内容は景気や国際情勢のせいにする企業が多いからです。

これがエスクリの株を、今後も保有することを決めたもう一つの理由となります。

 

この経営陣に支えられたエスクリは、ブライダル業界という競争の激しい中で生き残っていけると考えました。

 

ブライダル業界に投資した理由

 

ここからは管理人が、結婚式業界に注目した理由となります。

実は管理人自身も結婚式を開いた事があるのです。その時に「いい商売をしているなぁ」と感じていました。

 

ご自身で結婚式を開いたことのある方は経験があるかもれませんが、ブライダル業界は典型的なオプション商法です。

ドレスやお花・写真等と後からどんどんと費用が追加されていきます。

このように複雑な料金形態である業界は、他社との比較がしにくい為に価格競争が起きずらく利益も確保しやすいです。

仮にメインの式場価格で競争になったとしても、ドレスレンタル料や料理などで利益を上げることが出来ます。

 

少し話しが変わりますが、管理人は牛丼が大好きです。

その牛丼業界で「すき家」が台頭したのも、このオプション商法が理由の一つであると考えています。

吉野家は牛丼単品がメインであるのに対して、すき家は卵やサラダなどのセットやトッピングをしている人が多い印象です。

そのために単品の牛丼並盛りで激しい価格競争が起きましたが、すき家はセットやトッピングで利益を上げることができ、勢力の拡大につながったと思っています。

今は吉野屋もセットを増やしているので、この差は無くなってきているかもしれません。

 

ちなみにマクドナルドもポテトで儲けていると言われています。

原価が公表されていないので詳細は不明ですが・・・

こう考えるとオプションやセットで利ざやを稼ぐというのは、思っているよりも一般的なのかもしれません。

 

【2198】アイ・ケイ・ケイ

 

ブライダル業界の中ではアイ・ケイ・ケイにも注目していました。

アイ・ケイ・ケイは競争の激しい都心部を避けて、地方中核都市に出店しています。

 

これによって競争を避けられるだけで無く、都心部よりも地方の方が家族や親戚の結びつきが強いために、結婚式の出席者等が多く結婚式単価が高くなる傾向にあるというメリットも享受していました。

 

正直な話をするとエスクリよりもアイ・ケイ・ケイの方が手堅いビジネスをしていると思っています。

しかし株価の関係からアイ・ケイ・ケイは投資対象とならず、結果的にエスクリへ投資する事となりました。

 

最近の決算から

 

2019年3月期 第3四半期決算

売上     25,366百万円(前年同期比 +7.7%)

営業利益  1,953百万円(前年同期比  -0.8%

 

 

全体としては増収・減益となっています。

しかし主力のブライダル事業単体でみると、セグメント利益が前期比-13.8%と大きくマイナスです。これは広島と渋谷・台湾の開業コストによると発表されています。

全体の営業利益が前期並みなのは建築不動産関連がひっぱっているからですね。

 

ただしこのブライダル関連事業は施行件数が(前期比1.1%増)。これは売上が前期とかわらないので、それを示していますね。

そして受注件数が(前期比5.9%増)受注残が(前期比11.4%増)と、なかなか期待が持てる状況です。

現在はコストだけが先行しており利益が圧迫されていますが、これからそれが収益にかわっていくものと思われます。

とくに管理人が注意してみている組単価も前期比0.7%増と、わずかですが改善傾向です。

 

決算発表後に株価が大きく下がっていますが、管理人はそんなに悪くない決算であると考えています。

先行コストにより業績の踊り場にいる可能性が高いとの考えです。

 

管理人が神経をすり減らしているのは消費税増税と、その駆け込み需要の影響がどれくらいあるのかです。

ブライダル業界にどこまで増税が影響するのかが計算出来ず、もしかしたら駆け込み需要がおわったあとに業績が急落するのでは?と懸念しています。

ただ増税が行われるまでは大丈夫なんじゃないかなーと思っている次第です。

 

まとめ

 

ブライダル関連事業は、オプション商法の為に価格競争には発展し難いと管理人は考えています。

ただしホテル等も結婚式を積極的に行っており、基本的に競争の激しい業種です。

しかしながら自分達の失敗を認められ、速やかに方向転換が出来る優秀な経営陣に支えられているエスクリは、その中でも生き残っていけると考えてこれからも株を保有していきます。

 

この会社は以前に大きな減益とストップ安があった為に、投資家から敬遠されており、いまも株価は割安で放置中です。

一度こういった連続ストップ安が起きてしまうと、余程の好決算でも出さない限り数年間は株価が低迷するケースが多いと管理人は経験的に感じています。

 

実際の決算はまずまずで悪くないと考えていますが、悪いイメージを払拭できるほどの好決算が出る可能性は低いでしょう。

消費税増税の影響も心配しています。

 

エスクリは過去の悪いイメージを皆が忘れるまで株価は低迷するでしょうが、いつか見直しがくると思いますのでそれまでゆっくりと待っているつもりです。