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【3093】トレジャー・ファクトリー 理論株価と企業分析

 

※19年2月期 第三四半期決算を受けて記事を更新しました。

 

 

理論株価と企業分析

 

【3093】トレジャー・ファクトリー

 

 理論株価  1029円    現在株価  661円  

(理論株価はDCF法を元に独自のアレンジを加えてあり一般的な理論株価よりも低く出る傾向があります)

 

トレジャー・ファクトリーの第三四半期決算が出ました。

30%以上増益と好決算の上に自社株買いとポジティブな内容となっています。

 

決算が良いだろうとは第2四半期決算からも予想していましたが、自社株買いは予想外でした。

会社としては「今の株価が不当に安い」と考えているとのメッセージなのでしょう。

 

決算については下にまとめましたので、そちらを見て貰えると嬉しいです。

 

また、管理人はこのトレジャー・ファクトリー以外に中古品を扱っている会社として、シュッピンの株も保有しています。

 

この2社はほとんど同時に購入しました。

その後、シュッピンは業績が急回復して株価もうなぎ登りでしたが、トレジャー・ファクトリーは業績の低迷が続き株価も悲しいことになっていました。

今期はその逆の流れとなっていますね。

 

シュッピンについてはこちらで記事にしてあります。

 

www.kabujinse.com

 

実際にこういった成長企業が毎年好業績を継続する事はほとんど無く、大抵は一時的に業績が低迷する「成長の踊り場」と思われる時期があります。

 

そして、この踊り場の時期は株価が低迷しているケースが多いですので、長期投資家にとってはチャンスと言えるかもしれません。

 

しかし、それが更なる成長の為の準備による業績低下なのか、それとも本当にビジネスに変調をきたしたのか見極める必要があります。

 

これが、結構難しくて答えがありません。

管理人はこういった業績低迷の踊り場で株を買うことが多いのですが、いつもビクビクしています。

 

どこを見るかは企業によって違うのですが、成長企業であれば売上が増えているかは重要な要素になると考えています。

 

更なる成長のための先行費用が掛かっているケースでは、売上原価や販売管理費の増加により利益だけが低下するはずです。

その為、成長企業の売上が急低下する時には、ビジネスそのものに変調をきたした可能性が高いと考えられます。

 

もちろんはっきりと理由の分かっている売上減については、その理由が一時的な物なのか恒常的な物なのかを検討すればいいと思います。

 

最近の決算から

 

トレジャー・ファクトリー 2019年第三四半期決算

 

売上     13,012百万円(前年同期比 107.8%)

営業利益   644百万円(前年同期比 139.9%)

 

増収増益となりました。

特に利益の伸びが30%超えとなっています。

 

利益は売上総利益率の上昇と販管費の減少により、大幅上昇となっています。

しかし、営業利益率としてはインバウンド特需は例外として除いても、まだまだ以前の水準に戻っていません

 

ただ、新規出店も順調に進んでしますし、海外展開やM&Aも積極的に行いながら利益が改善しているので今後への期待が高まります。

 

子会社化したカインドオルも黒字化したとのことで、買収後の立て直しも上手く行っています。

これは、今後更にM&Aを行って成長していくノウハウを着々とため込んでいる事になります。

 

12月の既存店売上高も105.1%と久しぶりの5%上昇となっています。

通期決算も期待しすぎずに楽しみに待ちましょう。

 

企業分析

 

リサイクルショップを展開している会社です。

 

総合商品を取り扱う「トレジャーファクトリー」と服飾専門の「トレファクスタイル」がメインになります。

 

リサイクルショップは数ありますが服のリサイクル専門でこれだけの数を展開し、利益を上げているのは珍しいのではないかと考えて注目しています。

 

また、経営目標にROEを掲げているところもポイントが高いです。

 

過去の経験から経営目標にROEを掲げている会社は、株主に利益を運んでくれる可能性が高いと考えています。

 

メルカリの影響について管理人なりの考察

 

メルカリなどのフリーマケットアプリが好調で、リサイクルショップの業績に影響を与える事が周囲から懸念されているようです。

 

しかし、管理人はその影響は限定的であると考えています。

 

もちろん中古品市場のある程度のシェアはフリマアプリが握るでしょうが、それでリアル店舗が駆逐されることは無いと考えています。

 

理由としてはいくつかあるのですが、一番大きいのは「メルカリ等はフリーマケットであるが故に個人同士が直接販売に関するやりとりを行う」事があります。

 

この個人間取引を煩わしいと思う人もいるでしょうし、トラブルが発生することも当然に考えられます。

それ以外にもフリーマケットですので、個人商店を開店しているのと近くなる為に色々な手間がかかります。

多くの差益が出るような商品であれば良いですが、少額の差しか出ないような商品については労力に見合わないと考える人も出てくると思います。

 

今はブームとなっているので多くの方が楽しんで個人間取引を行っていますが、段々慣れてくると楽しさも無くなり手を引いてしまう人もいるのではないでしょうか。

 

それに対しリアル店舗や企業が行っているネット通販から購入すると、こういった個人間の「やりとり」や「手間」が少なく済むので煩わしさは小さいです。

 

こういった理由からある程度の影響はあるが、現状では限定的であると判断しています。

ブームが去ったら一定のシェアで落ち着くのでは無いかと考えています。

 

どちらかというとヤフーオーションの方とメルカリはガチンコのシェアの奪い合いになり競争が激化すると思っています。

 

そういえば、ヤフオク!がブームになった時にも似たような懸念が出た事を思い出しましたが、今もリサイクルショップは生き残っています。

 

積極的なM&A

 

この会社はかなり積極的にM&Aを行っています。

 

ここ最近ではカインドオルにゴルフキッズ、直近でデジタルクエスト社を子会社化しました。

 

カインドオルはハイブランドな中古品取り扱い、ゴルフキッズはそのままゴルフ商品専門のリユースショップとなっています。

 

こうしてみるとM&Aの戦略ははっきりしており、専門性の高い中古ショップを買収しています。

 

これは、生活用品に比べて比較的に査定が難しいと考えられる、専門性の高い商品の買い取り・販売ノウハウを取り込む為と思われます。

 

こういったノウハウを一から築くのは多くの労力がかかります。

それに、こういった専門店には一定のファンがついていることが多いので、それをそのまま取り込む事も出来ると考えます。

 

買収先はシナジー効果も高く、上記したような点から非常に合理的で戦略的なM&Aを行っていると管理人は思っています。

 

また、直近で子会社したデジタルクエストはEC販売の強化の為とのことでした。

 

管理人は他に中古品販売を行うシュッピンという会社の株も持っていますが、シュッピンに比べてトレジャー・ファクトリーはネット販売等のECに弱いと感じていたので今後が楽しみです。

 

管理のM&Aについての考え方は、こちらの記事でも書きました。

 

www.kabujinse.com

 

 

最後に一言

 

株主還元にも積極的で自社株買いをしている事にも好感が持てます。

 

情報発信も積極的に行ってくれており、経営陣はしっかりと株主の方を見てくれている会社であると考えています。

 

また、海外へも展開していますが海外に関してはまだまだこれからといった状況です。

 

ただ、進出エリア的に国内だけでもまだまだ十分な成長余力があると考えられるので海外展開はゆっくりでも特に問題はありません。

 

どちらかというと国内のネット販売等の強化が優先と思われます。

デジタルクエストの子会社化から見てもEC強化の必要性を会社としても認識しているようですし、株主としては楽しみに待っているつもりです。

 

 

 

<この記事はあくまで個人的見解を述べているだけであり利益を保証するようなものではありません。投資は全て自己責任となってしまいます。その事をご了承頂ける方のみ御覧下さい>